フィギュアスケートの観戦で、もちろんジャンプの成功でハラハラドキドキしたり、表現力に胸打つ瞬間を楽しんだりもそうなのですが、選手がそれぞれ着ている衣装もとっても魅力的ですよね!
そんな衣装にもルールが存在します!
さらに観戦を楽しむために衣装の簡単なルールをご紹介させていただきます!
フィギュアスケートの衣装のルール、女子、男子の違い!
フィギュアスケートの衣装にルールがあることって、
知ってました?
知っていても、
曖昧なところもあると思うのでお伝えさせていただきます!

国際スケート連盟ISUに記載されている内容を元に、
まとめさせていただきます!
まず、
フィギュアスケートの衣装は、
節度と品位のあるものでスポーツの競技会に適したもの
でなければならないという決まりがあります!
って、曖昧過ぎません?!
また、
選んだ音楽の特徴を反映する衣装であることはOK
派手な物や芝居のような衣装はNG
だそうです!
え、難しくないですか?笑
なので追記がどんどん出てくるわけなのですが、
男子選手に特有の衣装のルールは!
ズボンを着用!
タイツはNG!
脇毛NG!
でもシースルーで透けているのはOK!
(隠す意思があるため)
脇毛は剃っていればノースリーブもOK!
脇毛の定義が難しいですよね!笑
私の感想的にはすね毛もかなり嫌です。
が、こちらは必ずズボンを着用とあるので、
大丈夫でした笑
すっごい笑顔で脇毛ボーボーでスパイラルなんてされてされたらなんかたまったもんじゃないですよね笑
脇毛フェチの方は少数派だと思うので!
とにかく気品に溢れていないといけないので、
こんな決まりになったのではないでしょうか!
女子選手に特有のルールは!
ヌーディティ(裸体)を連想させるものはNG!
女子特有のルールはこれくらいではないでしょうか!
露出は全身の何割までといった物理的なものはないで、
あくまで印象によるルールだそうです。
これも曖昧だな。。。でも、フィギュアスケートって、今でこそこのジャンプが何点だーとか、エレメンツが何点だーとかって明らかになってきてますが、もっと主観的な競技だったなって思うんです。
そりゃ、ルールも曖昧だわな!って思っちゃったり。。。
そしてここからは、女子メインなルールにはなりますが、共通したルールをご紹介させていただきます!
過度の露出を禁じるルールは
ヴィットルール
と呼ばれているそうで、
カタリーナヴィットさん

という旧東ドイツシュターケン出身の女性元フィギュアスケート選手で、
オリンピックでは2回も金メダルを取った1965年12月3日生まれの現在54歳の方です。
この方の衣装がとてつもなく派手になり、
帽子を被ったり、
めちゃめちゃなハイレグだったり、
極め付けは
紐のない衣装を身につけていて、
競技中に胸があらわになってしまった
という事件を起こしてしまった選手だったんです笑
おこぼれ頂戴な男子も多数いたとは思いますが、
これでは確かに気品にかけますね笑
そんなことから、
着脱可能な衣装はNG!
というルールもできました。
帽子や肩紐なしの衣装のことですね笑
そして、
これら上記のルールに違反した衣装を着用してしまっている場合は
罰則として1.0 の減点
というルールがあります。
また、これも有名な話かもしれませんが、
衣装についているスパンコールや羽やら、リボンやら、装飾品が一粒、ひとかけらでもリンクに落ちてしまった場合も
罰則として1.0 の減点
という厳しいルールがあります。
こちらの方が神経すり減らすと思いますね。
実際に
2012年の全日本選手権大会では高橋大輔さんが当時27歳の時に衣装から羽根が落ちたことで1点の減点を受けた
という歴史があり、
衣装のルールが話題になりましたね!
アンナシェルバコワの衣装チェンジはルール違反?!
アンナシェルバコワ選手はロシア女子3強と呼ばれていて、
4回転ジャンプができる今年シニアデビューを果たした選手です!
その、アンナシェルバコワ選手の衣装が審議にかかったのです!その理由が
FS(フリースケーティング)の中で
青色の衣装から

赤色の衣装に変身!!!

というこの衣装チェンジが審議の対象となったのです!
みなさん、どう思いましたか?
グランプリシリーズで話題になり、グランプリファイナルでもこの衣装チェンジ、ありました!
ルール違反ではない
という結果だったからです。
というのも、過度に露出しているわけでもないし、衣装チェンジと言っても、肩紐のフックを外してスカート部分が降りてくる形になっているので、着脱可能ではない、ということから、ルール違反ではないという判断になったようです!
詳しくはこちら!
フィギュアスケート衣装の素材はどんなもの?
フィギュアスケートの衣装は当然動きやすいものがいいですよね!
柔軟性抜群でないといけない体勢ばっかり取っている選手たちにとって、
どんな素材のものが適していると言えるのでしょうか!

現在は、軽い生地で作られており、でもペラペラな物はダメってことで、
1960年代頃から
ストレッチ素材のもの
が使われるようになったそうです。
それまでの衣装は伸縮性のある糸がなかったため、
ガッチガチに硬いコスチュームを身につけていたそうです。
武士のようだ。。。
現在はかなり軽いもので、
フィギュアスケートの衣装デザイナーで有名な伊藤聡美さんは、
男子の衣装でも500gは絶対に切る!
と決めて作っているそうです。
羽生結弦選手、紀平梨花選手、宮原知子選手、宇野昌磨選手、本田真凛選手なども伊藤聡美さんにデザインしてもらっているそうです!
選手たちもかなりのこだわりを持っているけど、デザイナーさんもこだわりがないと、熱量の差が生まれてしまいますもんね!
伊藤聡美さんはセブンルールという番組でも取り上げられるほど有名なデザイナーさんなので、1着20万円くらいはするのではないでしょうか!
番組内では紀平梨花選手の衣装を作る工程の取材だったのですが、何度も打ち合わせをして、最後は選手にしっかりと着用してもらい、感想を聞き、納得してもらえるまで何度も手直しをするそうです。
この衣装に関しては左右の重さが何gという単位で違うだけでジャンプの飛びやすさも変わったりするそうです。
とっても繊細な競技ですよね。フィギュアスケートって!